プレミアリーグー第3節ー
バーンリー vs マンU 0-0
ディマリアのプレミアデビュー戦だったけど、ビルドアップ問題は解決せず。
バーンリーは前半から強くゲームに入りしばしばマンUのゴールを脅かすが決めきれず、マンUも後半何度か巻き返すが決定機を生かしきれない、スコアレスドローは現在の両チームの状態を考えれば妥当な結果だった。
バーンリーのサポが凄く熱い応援してた。その応援につき動かされるように、終盤に疲れから足が縺れてもマンUにプレスかけ続けた事に、バーンリーの選手達の意地を見ましたね。
バーンリーに取っては、今後のビッグクラブとの対決に自信がもてる大きな引き分けと勝ち点1ですし、ユナイテッドには色々な意味で先行きが暗くなる一戦になったと思います。
レスターシティ vs アーセナル 1-1
エヴァートンに2-2で引き分けたレスターシティのホームだった事とアーセナル自体の4-1-4-1のまとまりの無さを考慮すると、アーセナルにとっては悪く無い結果だと思う。レスターシティのサポも熱くて見ていて楽しいゲームでした。
スパーズ vs リバプール 0-3
スパーズの良くない部分がかなりクローズアップされた試合だった。攻撃面の整備がされてないのがかなり心配、負けた事よりも3失点と0得点に問題あり。
リバプールは何時もの様に中盤の守備に問題があったけど、そこを突けないスパーズ攻撃陣は問題ありすぎだと思います。
エヴァートン vs チェルシー 3-6
チェルシーにしてみれば、グディソンパークで堂々と殴り合って6点とれたのは好材料。エヴァートンにしてみればホームで6失点は頭が痛い問題だが、何度も食らい付いて終盤まで1点差に追いついたことは今後に期待がもてる。
得点差ほどチーム力の差は感じない試合だったけど、審判の判定もちょっとチェルシー寄りだった事も含めて、エヴァートンに若干運が無かったかな?。
マンC vs ストーク 0-1
まさかのシティ敗北、ストークはポゼッションで28:72と大きく負けていたものの、粘り強い守備でシティに安易に決定機を作らせず、決してフリーでシュートを撃たせなかった。またここ数年でストークの代名詞だったクロッシングサッカーに加えてショートパスを含めたビルドアップ、崩しなども生かしていた為、シティに対して守備の焦点を上手くつかませなかった感もある。
ストークは更にフィジカルと縦の速さで、しばしばカウンターでシティゴールを脅かしており、決定弾も縦のロングカウンターからディウフの個人技でした。
シティもシルバの飛び込み、ジェコのヘッド、ヤヤのミドル、アグエロの切り込み等でチャンスを何度か見せるが、コンパクト且つ激しいストークの守備を崩し切る事が出来なかった。
熱い3節でしたね。
格下と見られているチームが格上チームに対して戦術、技術、体力、知力、持ちうる全てを使って勝ちにいく姿は、プレミアリーグの本質を表していると思います。
なにより面白いよね、例え負けても拍手できる様な戦いっぷり。
プレミアリーグー第2節ー
マンC vs リバプール 3-1
エディハト要塞健在!、3-1でリバプールを完全粉砕。
しかしシティの弱点も散見できたので、そこに他チームが突け込めれば、プレミアリーグは更に熱くなるけど、シティのスカッドは厚過ぎ。
リバプールは交代枠を全部使用した後に怪我人が3名でて、ムチャクチャ悲惨だった。試合はそれまでに決まってたけどね。
黒猫 vs マンU 1-1
スタジアムオブライトは、昨季終盤に多くの強豪チームが勝ち点を落した、難所中の難所だ。黒猫にAJが居ないとは言え、今のマンUのチーム状態を考えれば、勝ち点1獲得は頑張ったといえるだろう。
黒猫はスワンズが見せたファンハール3-4-1-2殺しを何度も仕掛けるが、最終段階の精度が足りず得点できず、結局セットプレーからの得点のみでした。ウィッカムが微妙な出来だったが、エースとしての自覚は出てきたっぽい。
エヴァートン vs アーセナル 2-2
グディソンパークはトップチームにとって魔境に等しい。よってこのチームが纏まりきってない序盤においては勝ち点2を落したと考えるより、勝ち点1をもぎ取ったと考える方が現実的だ。
エヴァートンに序盤強く入られたアーセナルだが、シンプルにサイドラインを割らせるクリアでゲームを落ち着かせていたのは素晴らしい。強くはいったエヴァートンは前半のプレスでの運動量が祟ってか後半急激に失速したので、アーセナルが追いつくのは時間の問題だった。
エヴァートンの二点目は完全なオフサイドだった事を思えば、ますますアーセナルは素晴らしいと思う、ジルーは四ヶ月離脱・・・え?・・・オワタ。
スパーズ vs QRP 4-0
ラメラが覚醒しつつある、去年と違い連携、組み立てが素晴らしい。
もう少しアデバヨールを意識した動きと繋ぎが二列目に可能になれば、CL圏も見えてくると思う。
QPRは失点は3CBの問題もあるけど、それ以上に中盤の動きがスパーズについていけてない、また攻撃面では多少マシな所をみせたけど、このままじゃ降格候補筆頭だと思う。
ヴィラ vs 新城 0-0
両者がっぷ四つに組んでの殴り合い、ヴィラはFWの最後の精度が足りず決定機を生かしきれない。
新城はファイナルサードでのパス精度が微妙に足りてなくて崩しが失敗する。
両者ともに守備面でもいくつか問題があったが、攻撃面の精度を解決していきたいところ。
他の試合の観戦はまだですので、観戦が終わったら付け足して生きたいと思います。
修正、今季プレミアの順位
マンU 12位ぐらい。
プレミアリーグー第1節ー
14/15シーズン、プレミアリーグが開幕しましたね!
今季も素晴らしいフットボールで楽しませてもらえそうです。
未観戦の試合は観戦後にレビューを追加します
第1説レビュー
マンU vs スワンズ 1-2
ユナイテッドはホーム開幕で42年ぶりの敗退、スワンズは前半のポゼッション22%、試合を通しても40%に届かなかったが、見事に数少ないチャンスをものにして開幕戦を勝利で飾った。
ユナイテッドは怪我人や調整不足が続出で、この状態が長引くようだと降格もありえる内容だった、特に守備時のマークの受け渡しやバイタルの開け方、攻め時の塊り具合などは、PSMで出来ていたことが全く出来ていなかった。
マンC vs ニューカッスル 2-0
開幕戦のが熱気がテレビ越しでも伝わってくる様な気合の入りっぷりのニューカッスルだったが、チャンスクリエイトではほぼ互角、しかし決定機の精度差で2-0で敗れる。しかし守備に多少の問題点はあるが、昨年よりもチームは纏まっていると思うので奮起して欲しい
リバプール vs セインツ 2-1
移籍に絡む問題もあり、注目していた一戦。
降格圏にまで落ちるか?と心配されていたセインツだったが、奮起を見せて敗れたものの2-1と接戦だった。ここもファイナルサードの精度差で破れた部分が大きいと思う。
ウェストハム vs スパーズ 0-1
スパーズはセインツから監督を補強して、見事な守備組織を作り上げつつある。ただし、攻撃に関してはラメラなどの個人能力による突破に頼りすぎているので、修正していかないとチームとして歪なものになりそう。この試合ではワントップのアデバヨールにボールが入らなさ過ぎでした。
ウェストハムは序盤のレッドからのPKで点を取れなかったのが痛かった。あれが決まっていれば結果は逆となっていた可能性は低く無いでしょう。個人的にE・バレンシアに期待。
アーセナル vs クリスタルパレス 2-1
クリスタルパレスは監督のピューリスが開幕二日前に退任して非常に難しい状態だったが、選手達は見事に戦い抜いた。パンチョのイエロー二枚の退場がなければ、ドローで勝ち点1を得ていたかもしれない。
逆にアーセナルはサノゴが先発FWという事もあって少し決定力に不足があったが、サノゴに変わりジルー投入後の流れはお見事でした。ATに決定点を上げて開幕戦を4年ぶりに勝利で飾ったのは、文句なしに素晴らしい。
バーンリー vs チェルシー 1-3
先制点を取ったのは昇格組のバーンリーだったが、僅か数分後にチェルシーがあっさりと取り返し、続けてセスク、シュールレのコンビネーションから華麗な逆転弾も叩き込む。バーンリーもチェルシーDFの裏スペースを上手く使い、豊富な崩しアイディアから度々チェルシーゴールに迫るが、カウンターで更に一点を失うとチェルシーに完全に試合をコントロールされ、笛を聞くこととなった。
バーンリーは選手の質では劣っていたが、面白いサッカーを見せてくれたので、今年のプレミアを飾るチームになるかもしれませんね。是非頑張って残留して欲しいです。
他の試合も観戦後にレビューに加えます。
シティスカッドの問題点?
今季のシティの補強はプレミアファンなら解りやすい部分を補強している。
マンガラの補強は長年?追い求めたコンパニの相方である、この部分については文句のつけようがない、FFP関連と保有権の面倒を考えなければだけどね。
右SBでは、SBとして考えても守備が軽いサバレタの弱点補完として、SBとしては硬い守備が出来るサニャの補強はシティのスカッドに余裕と戦術的選択肢を豊富に与える様に見える。
更に短期間とは言えランプスの加入で、中盤のバランス取りが出来、CL経験も豊富なプレイヤーが入ったのは大きい・・・様にみえる。
私的見解
マンガラの補強にいう事はありません、フィットすれば確実に主力として働くでしょう。
サニャの補強には色々と言いたい事がある。
右での作りに比べると左のシルバ-ナスリ(+ヤヤ)の作りで決定機を作る事の多いシティに右に守備的プレイヤーを入れる価値はあるのでしょうか?
確かにスカッド的に優勝争いになると思われるチェルシー、アーセナル共に左サイドにはサンチェス、アザールといったプレミア屈指のタレントが揃っています。
その意味では確かに守備力の高いSBを補強したことは正しく思えますが、サバレタの守備意識を改めさせたり、守備技術を磨かされれば解決したんじゃ無いの?
右のSHをやることが多いナバスも、攻撃組み立ての意識変わってきており、下がってきて受けたり、ワンツー突破の回数増やしたり、PSMで意識の改革が進んでる様に見えました。前の選手の意識は改革できてるのに、後ろの選手の意識が改革できない、或いはする気がないのか解りませんが、どちらにしろサニャ獲得はシティのスカッド的にはちょっと微妙なんじゃないかな?、サニャは強豪相手に攻撃面でどうにか出来るプレイヤーじゃないと思いますからね、そうなると相手としては対処はしやすくなると思います。戦術的選択肢が多様化しているけど、1試合だけで見ると対処しやすくなるケースになると僕は思っています。
まぁ最もペジェグリーニは単純にSBの人員補強しただけかもしれませんね、SBの守備云々に関しては僕の想像に過ぎないので。
次にランプス
獲得の仕方については様々なご意見があると思いますが、これもいい補強に見えます・・・が、年齢、前歴から実稼動試合数を考えると微妙なんじゃないかな?
モウリーニョは選手の欠点を洗い出す能力にかけては間違いなく一流で、ルイス、マタの欠点が試合に致命的影響を与える事を理解していたと思う、それもあって両選手は放出される事となった。
チェルシー戦では、多分ランプスは起用するっていう選択肢が与えられないと思う。モウリーニョ相手に、モウリーニョの元で何年か過ごした事のある選手を試合に出すのは非常に危険だ、ランプスほどの名選手でも蟻の一穴と成りかねない。
また、フェルナンジーニョが怪我をした時の1st チョイスが、ヤヤ、ランプスに成るようだとシティは色々な面で危ないと思う、両者とも決して若くは無い。
そしてランプスは足掛け移籍である事が、起用をためらわせる側面にも成りえると思う。
チェルシーというライバルビッグクラブ出身って事も、ランプスの人間性に関係なく、ネガティブな要素をドレスルームに持ち込む事になるかもしれない。
どれもこれも僕の考えすぎで杞憂となるなら、シティは二連覇する可能性も低くないと思います。
今季プレミアリーグの順位予想
プレミアリーグは今月16日にシーズンインするので、予想順位でも軽くコメントつけつつ書いておこうかな?と思います。
1位 アーセナル
的確な補強、収め所が増えた前線、欲を言えばCFとCBに即戦力が加われば。
前半戦を3位で折り返せればかなり現実的、あとフィジコ変わったのでそこが重要。
2位 チェルシー
コスタは決して使いべりしないタイプの選手じゃないので、去年と同じ展開になる可能性も低くない
3位 マンチェスター・シティ
去年からの弱点、FW陣が怪我だらけが解決してない、解決するそぶりも見えない。
どれだけ凄いスカッドがあっても、的確な補強がCBのマンガラだけではちょっと微妙、ランプス、サニャも良い補強なんだけど、方向性がずれてる気がする。
ここに関しては昨年優勝チームだし、近いうちに細かく説明したい。
-優勝争いの壁-
監督が変わればチームは変わる、モイーズもファンハールもそのコインの裏表でしかない。
5位 トッテナム・ホットスパー
ハチャメチャスカッドから、フィットしたスカッドになるでしょう。監督が肝
6位 エヴァートン
ルカクの完全移籍は素晴らしいけど、他の補強、特に守備陣が進んでないのが痛い
7位 ニューキャッスル・ユナイテッド
硬くなりそう、あとここもゴタゴタが収束して去年よりも良い状態で戦い抜けそう
8位 リバプール
守備のシステム的欠陥が修正される未来がないので、ジェラードの代わり取らないと無理。
-強豪の壁-
9位 クリスタルパレス
10位 ストーク・シティ
11位 アストン・ヴィラ
12位 ウェストハム・ユナイテッド
13位 WBA
14位 スォンジーー・シティ
15位 サンダーランド
16位 ハル・シティ
上記の順位はもう適当、ただしストーク、クリスタルパレスは凄く良いサッカーするので期待してる
-残留の壁-
17位 バーンズリー
18位 レスター・シティ
19位 クイーンズパーク・レンジャーズ
20位 サウサンプトン
セインツはマジ無理ゲーなんで、再来季にまた会おう。
ギネス杯決勝 ユナイテッドの希望とリバプールへの失望 後編
採点
ユナイテッド
デヘア 7.0
地味だけど素晴らしいフィードを何度も見せた、冷静なボール捌きで味方の守備陣を何度も助けた、また飛び出すタイミングが非常によく、コウチーニョの角一杯のミドルに対して、素晴らしいセーブを見せた。
ジョーンズ 6.5
PKを与えた以外は素晴らしい守備だった、粘り強くマークをサボらず、カヴァーリング、縦パス精度、組み立て意識も素晴らしかった、後半相手のキープレイヤーの一人であるスターリングが失速して消えたのは間違いなくジョーンズの功績、PK与えなかったら7.0。
スモーリング 7.0
言う事は無い、今まで僕はスモーリングを中途半端なSBとCBだと思っていたが、認識を改める必要がある、彼はCBにない速度(カヴァーリング範囲)、SBに無い高さ、そして現代的CBに必須なアジリティーと組み立て能力を持つ、また運動量も決して並のSBに劣っていない、ロングパス精度が上がれば、あらゆるビッグクラブが涎をたらして欲しがるCBになるだろう。
エヴァンス 6.5
組織守備では問題を起こさず、悪くない精度のサイドチェンジを持つが、今日は疲れからコウチーニョに対応できないシーンが一度あった、それ以外は素晴らしい守備でルークショーなどと協力して左サイドはほぼ鉄壁だった。
ルークショー 7.0
素晴らしい守備、素晴らしいクロス、素晴らしい運動量、現代的なSBに必要な要素を全て持つだけでなく、古風なイングランドが求める速さと強さと高さを持つ、末恐ろしい逸材、積極性が戻ってきて攻撃面でも違いが作れている、二点目のアシストは若さに似合わない落ち着きと判断だった。
気の抜けたクロス、トラップミスからボールロスト、バックタックルで合計三回のミス以外は問題なかった。
ヤング 7.0
絶賛覚醒中、速度と運動量でリバプールの左サイドを常に危険に陥れていた。
クロス精度やパス選択も非常に良く文句のつけようが無い、後はもう少し使う側に慣れると完璧だが、それは求めすぎな気がする。
10分で途中交代なので省略
エレーラ 6.0
パスミス多すぎ、ロストしすぎ、荒いタックル多すぎだった、絶対に疲れていると思う。
素晴らしい違いを作って得点チャンスを演出したし、ピンチには必ず戻っているので、平均点にしておきます。
フレッチャー 5.5
パスミス多すぎです、エレーラと同上だけど、戻ってない事もあったので減点。
マタ 6.5
消えてる時間もあったし、ジェラードのマークを外して失点になりそうなこともあったので、0.5点ほど減点、二点目のシュート形できめたのは流石でしたね、あともうちょっと真面目に守備、マーク、プレスして欲しい、ルーニーの負担大きすぎるよ。
チチャ 6.5
同点弾や4分のポストプレーは素晴らしかった、先制点を決めていればMOMだったと思う、マークをサボらずポストプレーやフリーランをかけていたのも素晴らしい。
ルーニー 7.5 MOM
運動量、マーク、ポジショニング、シュート、カヴァーリング、個人技、全てにおいて違いを作っていた、FWとしてのルーニーが以下に恐ろしい存在であり、オールマイティーな存在かを示した、ルークショーとの連係プレーは凄く綺麗で頼もしい。
故障と髪の毛だけは気を付けて、今季も頑張って欲しい。
香川 5.5
普通、決定機のイージーなトラップミスは頂けない。
ブラケット 6.5
守備面で冷静な足だしで決定機を一度完全に潰したのは素晴らしい、ファウルの要素0でコウチから綺麗にボールを奪ったのは見とれました、ハードワークもこなせるので今季TO等で経験を積めば一級のCBになれそう。
クレバリー 6.5
ポジショニングの修正が利いており、守備面で安定感と運動量をチームに与えていた。
またサイドチェンジや縦パス精度も悪く無いと示したのは、ファンハールシステムでは非常に大きいと思う。
ナニ 5.5
残念ながらプレーの幅が狭く、ファンハールの求めるプレーを提供する事が出来ていない様に見える、ドリブラーとして戦おうと意識しすぎていて、それがマイナスに作用している様に見える。
ファンハール 8.0
攻守の構築、選手特性を掴んだ配置、明確な戦術、それでいて他チームに真似の難しい戦術システムの採用、交代采配だけはPSMだから良くわからないが、この短期間でのチームの仕上げりだけで、名将と呼ばれるに足ると思う。
ミニョレ 5.5
守備陣と信頼関係が無さ過ぎると思う、あとフィード精度が悪かった。
スケルテル 5.0
昨季からの守備面での悪い部分が直ってない上に、プレーの幅が狭すぎる点が、この試合のリバプールの組み立ての弱さとして直結している
現代的なCBとして見ると物足りない、サイドチェンジがあれば組み立ての上手さが生きてくると思う。
サコー 5.0
何度かピンチを潰した守備は上手い面もあったがチチャとヤングにやられすぎ、最もその辺はジョンソンの責任も大きいが。しかし組み立て面もマークの受け渡しも問題がありすぎる、特に二点目の受け渡しミスは3-0からドローにもつれこんだ、クリスタルパレス戦と非常に酷似している、視野の広さが要ると思う。
ジョンソン 4.5
兎に角酷い、曖昧なポジショニングやマークから、ヤングをフリーにする事が多く、おまけに完全にマッチアップで負けていた。サイドの攻防でユナイテッドのワンツーに付いていかず、ポストでも意味不明なぐらいマークしないので、守備人数に数えられない。
ケリー 4.0
この試合で最も駄目動きが多かった選手、ヤング、ルークショー、ルーニーに翻弄されていた、2v1で優位人数でDFしていても2メートル以上距離を空けていたり、腰の落し方が甘く簡単に左右に振り切られていた。
ジェラード 6.0
2回決定機に成りうる素晴らしいパスカットからのパスを提供した、ハードワークもこなしたが、守備面での動きが全く役に立ってないので減点。
それでもリバプールで最も頑張ってたプレイヤーの一人。
ヘンド 5.5
エレーラを上手く押さえ込んでいたが、組み立てに殆ど関われず、しかも最終的には得点チャンスを作り出させてしまったので減点、それでもハードワークしてたので、一定の評価はできる、もうちょっと守備時の動きを考えた方が良いと思う。
アレン 5.0
エレーラに二回遊ばれて二回決定機になったので減点、あとマーク外しすぎです。
フレッチャー相手にはそこそこやれてたけどね。
スターリング 6.0
リバプールで一番頑張ってた選手の一人、しかし点に絡んだPKを奪う事になる縦抜け以外はシステム的な弱点を付けるわけでも無く、無駄に体力を浪費し、前半の途中から消え始め、後半は7割消えていた。
コウチーニョ 6.0
素晴らしいコースのミドル以外は印象的なシーンは無かった。幾つか組み立てや違いを作っていたが、決定機には程遠く、またエヴァンス、ブラケット相手に簡単にボールを奪われるシーンがあった。正直組み立てにはコウチを使った方が良かった、スターリングにトップチーム相手の組み立てはまだ無理だと思う。
ランバード 5.0
ポストプレーも満足に出来ず、決定的なパスがきても決められず、ポジショニングではスモーリングに完敗し続けた、もしこのクオリティーのままシーズンインするなら、移籍金詐欺と言わざるを得ない。
ロジャース 6.0
スアレスが居なくても、昨シーズンまでの縦に速く、ボールの収めどころのあるサッカーが機能するのか実験してみたのだと思いますが、ランバート、スターリング、ジェラードが想像以上に機能せず困惑していた。
色々と動きに変化を付けてみたりもしていたが、全部ファンハールの予想通りだったらしく、簡単に試合中に対応されていた。
割と戦術家としては、格の違いが出ていた試合でもあります。
リバポの変わって入った選手の採点は省略します、なんていうかしても意味が無いレベルの動きが多かったので。
総評
ファンハールはユナイテッドの選手達に再び勝者のメンタリティーを植え付ける事に成功した様に見える。
明確なチーム戦術の存在、監督が選手に求めている役割の説明、足りない技術の練習、そしてなによりもピッチ上でのモイーズ時代とは比べられない選手達の自信溢れる素晴らしいプレー、PSMとは言え無敗でカップ戦を優勝した事は決して意味が無い訳では無い。マンチェスター・ユナイテッドの今季は明るい。
リバプールは昨シーズンから変わらない守備的な問題の解決がされていないばかりか、スアレスが抜けた攻撃陣の組み立てまで変わっておらず、チグハグな印象のチームとなってしまった。BRは欠けたピースの大きさを理解していないのではないだろうか?。
世界屈指の選手が抜けた穴は物心両面で残った選手達に負担をかける、それを緩和出来るのは適切な補強と新しい戦術システムのみだと思います。
リバプールの変わらなさに失望しました、シーズンインするまでにある程度は解決して欲しい。