サッカーの楽しみ方

なんていうかサッカーの試合を見たり雑談したり議論してると、時々へんな人がいるんですよ。

 

先ほどユーヴェ vs ローマの試合観戦後に雑談をしたんですよ。

僕はCLのシティ vs ローマを観戦した際にローマのサッカーを面白く感じたので、ローマを応援してました。

ユーヴェに負けたのは残念だけど、ポゼッション、シュート数、ファイナルサードに迫られた回数では負けてたので、PKやファウル判定なんかには納得いかない部分もあったけど、今日に限れば負けは順当とは思わなくてもありえる展開で、スタッツ的には妥当かな?と思ったんですよ。

 で、そうした言葉を挙げたら、あるリスナーの方が、「すね夫」とか言い出すわけです。

勝って欲しいって希望や感情と、実際の勝敗は別物で、どうやって試合をフラットにみて、「戦術的にこういった部分を改善できればローマはより強くなる、ユーヴェにも次は勝てるかも?」とか考えるのが楽しいと思って、色々なクラブの色々なサッカーの試合みてるんですよ、大嫌いなクラブの試合の場合でもです。

だから、「応援しているチームが常勝するのは当然で、負けるのは何らかのクラブ以外の問題」って考えたり、「敗因分析しようとしてるのに、それをもって応援しているチームを変えた」って捕らえる様な下種とは相容れないと思います。

自分の脳内の理想のクラブと現実的に起きたクラブの敗北の差異を受け入れられないのは、その人の指向ですから僕が文句つける部分ではありませんが、僕と考え方が違う点をもって誹謗中傷するのは辞めて欲しいですし、相手にしたくありません。

 

だから僕の雑談配信には二度と来ないで欲しい、正直にいってその程度の事も理解してない子供なのか、モラルが欠如してるのかわからない人と、VCやチャットで議論したくないし、サッカーの話題で盛り上がれると思わない。

2014/15 欧州チャンピオンズリーグ -第2節ー

CL

アンデルレヒト vs ドルトムント 0-3

香川の恐るべきゲームメイカーとしての能力が発揮され、インモービレもドルにフィットしつつある。オーバメヤンは流石にシュート数と得点数が見合ってなさすぎなので決定力が欲しいですね。ラモスは2得点をあげたのでリーグでも余裕もってプレーできる様になるとますます結果が付いてくると思う。

試合はドルペース、守備で相変わらず問題があったが、徐々に改善されてきてるので我慢して見守りましょう。組み立てもまだまだ弱いけど、香川、インモービレ、グロクロ、オーバメヤンが下って組み立てに参加すると、そこそこの形にはなってるので暫くはこの形でいいんじゃないかな?

特筆するべきプレーはグロクロの黒子としてのフリーランが素晴らしかった、まさにドルのエンジンですわ。

 

アーセナル vs ガラタサライ 4-1

ベック覚醒でハットトリックで圧勝、4-1-4-1やめて4-2-3-1にした途端に生き生きと動き出すガナーズ。トップベック、二列目の中央エジル、左サンチェス、右チェンバレン、三列目カソルラも見事にフィットして圧勝、守備陣も何時になくよかった。

 

バーゼル vs リバプール 1-0

リバプールの中盤の守備スカスカすぎて負けるのは妥当だと思った、見ててこれで勝てたら買収を疑うレベルの組織守備の出来でしたね、二列目が居ないも同然のレベルだった。バーゼルは組み立てや連携でリバプールを圧倒していたし、モダンなフットボールしてました。

 

マンC vs ローマ 1-1

シティホームで1-1ドロー、プレミアで最も現代的なフットボールをしているチームの一つであるシティが泥臭くみえたぐらいローマの戦術は洗練されていた。

またSBのAコール、マイコンのベテランコンビが凄く良かった、マイコンは迂闊にもPK与えちゃったけど、それを差し引いても良かった。

内容は前半はローマの完勝、後半はシティが押し返した形だった、シルバ、ヤヤ、アグエロはやっぱりワールドクラス、ミルナー、ランプスも凄かった。

トッティはCL最年長ゴールおめでとう、38歳と3日でCLでゴール決めるとか凄すぎる。

 

EL

ベシクタシュ vs スパーズ 1-1

スパーズの個人技にやられた形だったけど、ベシクタシュも何度か連携や戦術でやり返していた、それが実って終盤にPKゲットでドローに。

スパーズはTOしすぎて面子同士の連携大丈夫なんですかね?

 

 

 

プレミアリーグー第6節ー

マージーサイド、ノースロンドンの二つのダービーがあった第6節

 

ASR vs TOT 1-1

ノースロンドンダービー

連携力不足、守備力不足、似ている両チームの状態、本当に妥当な結果だったと思う。

 

CHE vs ASV 3-0

ヴィラは地獄の5連戦、またも上位チームにクリーンシートで敗れる。

中盤の選手の質の差と戦術相性が最悪で、もうこれは仕方がない結果だと思う。

 

LIV vs EVE 1-1

マージーサイドダービー

アンフィールドでの審判の判定に助けられて前半を優位にすすめるリバプール

サイドからの組み立てで何とか形を作りたいが、作りきれないエヴァートン

1点差ビハインドで迎えたATに、キャプテンジャギエルかのゴラッソミドルが炸裂してドローで終了。

判定が臭過ぎてエヴァートンが可哀想だった、ホームダウンデシジョンってレベルじゃねーだろ。

プレミアリーグー第5節ー

ASV vs ASR 0-3

好調ヴィラをアーセナルが粉砕、ターンオーバーが上手くはまった感じでもありました。ここまで低調だったエジルも1G1Aと大活躍。これでベンゲルが良い選手を並べるよりも、コンデションを優先した方がチーム戦力が向上するって事を学んでくれれば・・・・・・無理かw。

ヴィラは相性もあるけど、クリーンシートはいただけなかったな、主力をTOしていて今季のカウンター時の鋭さも足りてなかった、アーセナルとは選手層の違いが出ましたね。

 

LEI vs MNU 5-3

ホームでのレスターシティは、アーセナルエヴァートンにビハインドを背負った状態から追いついてドローにしている、今季に昇格してきたチームの中で最も注目するべきチームでありスタジアムである。そのレスターホームで軽い采配を取った監督が最大の敗戦理由だと思う。

2点ビハインドを抱えていても諦めずに組み立てを行い、更なる失点を防ごうと良く走ったレスター、同点になってからファルカオ、ディマリアを休ませる為にヤヌザイ、マタに交代して見事な敗戦理由を作ったファンハール・ユナイテッド。

リーグ戦しかないのに、こんな甘い気持ちで一戦一戦を大事にできないのは、色々な意味で問題がありすぎる。その意味でユナイテッドが逆転負けするのは予定調和だった。

レスターサポの雰囲気が凄く良い試合でした、チームが諦めない内は或いはサポが諦めさせないのか?レスターが走っている間は常に大声援が送られていました。エヴァートン戦やアーセナル戦でも思ったけど、このチームのサポは本当に良い応援するんだ、サポもあわせて今季プレミアの台風の目になるかもしれませんね。

 

MNC vs CHE 1-1

波乱含みだった5節の最後を飾るビッグマッチ。

攻めるシティ、守るチェルシーの構図は昨年と変わらず。

チェルシースタメンは守備を重視した面子なので、カウンターを基本に戦いを繰り広げる。両チームは最初からボール際を譲らずに激しく当たりあい、削りあう、只でさえ熱い優勝候補同士の戦いは更に加熱していく。

そしてその加熱に惑わされたのか?、サバレタがDコスタへのバックタックル二回でイエローカード二枚で退場。チェルシーは70分過ぎにアザールシュールレ、Dコスタの見事なランとコンビネーションでカウンターを決めて先制点を決めて勝ち点3を獲得したかに思えたが・・・・・・、85分過ぎにシルバのスルーパスミルナーがダイレクトでマイナスクロスを出すと、後半交代出場のランプスがダイレクトボレーで同点弾をゴールに叩き込んでみせた、ペジェグリーニモウリーニョのお株を奪う様なベテランを見事に使って見せた素晴らしい采配だった。

サバレタの退場シーンでのシティサポのスタンディングオペレーション、ランプス登場時、得点時のチェルシーサポのチャントは両チームのサポが素晴らしい事を示していた。優勝候補チームのサポもまた、最高のサポだったと思う。

2014/15 欧州チャンピオンズリーグ

CL

バイヤン vs マンC 1-0

この対戦は楽しみにしてました、89分までスコアレスドローで締まった試合。

点が入らないだけで塩試合とは程遠い攻防の激しさがありました。

攻めるバイエルン、守ってカウンター狙いのシティ。

上手くレバ、ミュラーなどを押さえ込んでいたコンパニ+デミチェリスのCBコンビでしたが、最後の最後でゲッツェvsナバスの形になった競り合いのカバーにいけず、ゲッツェの見事なポジショニングからのボアテングへの落とし、ボアテングのシュートがゲッツェの背中に当たってディフレクション、そのままゴールへ。

両雄ともに意地を見せた良い試合でしたが、制したのはバイエルン

そろそろシティ選手もCLとプレミアの笛の差になれてきた感じを受けましたので、切り替えてグループリーグ2位抜けを狙っていって欲しいです。

 

ドル vs アーセナル 2-0

ドルサポの凄まじい歓声の中始まった試合、両チームともに主力を複数怪我人で欠いていたが、ドルの組織プレスの前にアーセナルは主導権を握れない。時間帯で攻防を上手く切り替えていたアーセナルだが、時にコンパクトに守り、時に攻撃に出ていたが得点には今一歩結びつかない、ドルの守備は幾つかの幸運にも助けられて無失点のまま。アーセナルは前半終了間際に失点すると、後半は定石通りに攻撃的になったが、そこをカウンターされ更に失点し試合終了。ドルの選手達の頑張りとクロップの采配が光る試合だった。

 

EL

エバートン vs ウォルフスブルグ 4-1

マルティネスの攻撃采配とキレキレのベインズ+ネイスミスが試合を早々に決めてしまった。2点を失ったウォルフスブルグは何度もデブライネを起点にエヴァートンゴールにせまるが、エヴァートンDF陣の堅守もあってシュートはGK真正面に撃たされる形が多く決めきれず、試合終了間際にFKを直接叩き込む一点のみに留まった。

この試合も監督の采配差を感じた試合でしたね。ウォルフスブルグは少し試合の入りに余裕を持ちすぎていたように感じられました。失点してからの必死差が最初からあれば、先制点取れる可能性は低くなかったと思います。

 

プレミアリーグー第4節ー

アーセナル vs マンC 2-2

勝ちきれないのはガナーとシティの地力の差だったのか、シティのエンジンが掛かったのか、今イチ微妙なゲームだった。

ガナーの守備が悪すぎて2点で済んだのが奇跡、シティはいい加減に選手の気を引き締めろよ、緩んでゲーム入って時間切れ引き分け、カウンターで沈むとか昨季から何度同じことでゲーム落してるんだよ、アホか。たとえCLあるとしてもTO可能なスカッド揃えてるんだから、リーグも全力でいけよ。

シティはストーク戦に続き勝っておきたい試合を落して、最大のライバルであるチェルシーとの差が開いていく。一方ガナーは全くフィットしてないチーム状況でも引き離されない様に戦っていく事が出来てると見れる。つまり、同じ勝ち点1でもシティは2点落し、ガナーは勝ち点1を拾ったと考えるべき。

 

ハル vs ウェストハム 2-2

エネル・バレンシアのミドルが印象的でした。

ハルの方が組み立ては上手かったが、ウェストハムの方が決定力はあったかな?

ウェストハムは中盤に問題があるけど、ハルも色々と守備面で問題点があると思う。

 

マンU vs QPR 4-0

ファルカオ、ロホがデビュー、ラファエル復帰戦

QPRの守備が酷すぎる、3バックとか4バックとかそんな問題じゃない、このままじゃ確実に降格する。

ユナイテッドも点数ほど強いわけじゃない、組み立てや崩しの問題点は残ってる。

 

チェルシー vs スワンズ 4-2

暫定首位攻防戦。

OGなければ4-1だったけど、スワンズも悪く無い出来だったが、チェルシーが1枚半は上だった、チェルシー隙無しと思ってたが、幾つかの問題点が浮き彫りになってきたので、カップ戦で立て込む年末~2月辺りに一度躓くかもしれませんね。

 

次の更新はCLGLのレビューになると思います。

日本 vs ベネズエラ戦に見る日本代表プレイヤー達の修正点

アギーレとザックの違い

ザックもアギーレも基本的な日本選手の特質は把握しています。

その上でザックは本田中心で2列目に得点力を求めました、本田の得点能力と求心力を最終的に過剰に見積もったのがザックジャパンです、それはザックの欲しかったタイプのFWが居なかったという問題でもあります。

 

アギーレは日本のオフェンシブハーフ特質を使いながらもFWにFWらしい仕事をさせるためのシステムを構築しようとしています、これが4-4-2系列ではなく4-3-3系を採用している理由だと推測します。

 

日本 vs ベネズエラ スタメン

ポストプレーが得意で、プレー範囲もシュートレンジも広く、両回りでターンできる大迫がCF

逆時計回りのターンが得意で正面向いて1v1させると日本代表で一番危険な存在である柿谷を左WG、レフティーの本田を右WG

吉田、森重のロングフィードに定評あるプレイヤーをCB、アンカーで採用。

水本をCB採用は不勉強なので理由がわかりません。

柴崎を左のインサイドハーフ、実質はトップ下、細貝は汗かき役兼ボール取り、マンマーカー、運動量があり縦にぬけられる速度を持つ長友、酒井高、GKに川島

実戦はボール移動、点線はプレイヤー移動、ジグザグはドリブル

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現代サッカーでは4-4ブロックをどう崩すかが重要、少なくとも崩すためのプランをもつのが現代サッカーチームです。

で、アギーレの4-3-3はボール保持してる時はラストラインで3-2する代わりに、最前線が3-4になる。底のDMFがCB間に降りる一般的なアンカーシステムですね。

これスタメン見ればわかるけど、本田、大迫、柿谷、柴崎で勝負するシステムです。

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スタメンでの得点するための一番わかりやすい形

柿谷に正面むいた突破させる為に大迫のポストプレーから、柿谷or柴崎に出す

二度ほどシンプルな形で柿谷に勝負させましたね、一度は決定機になりました(柿谷決めれなかったけど)

このシステムは柴崎、本田にどうやって正面向かせるかってのが重要になっていますし、柿谷に勝負できる形をどうやって提供するかってのが肝になってます。

上記は大迫/本田のポストありきのシステムなんで、特に大迫さんはCB二人抱えてターンしてのシュートや、ミドルの精度あげて相手への危険性を増さないと、4-3-3をシステム的に潰されちゃうかもしれませんので結構責任重大です。

フィジカルは向上してるし、ポストプレーのタイミングや精度も非常に良いので、大迫CF自体は適材だと思いますけどね。

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でオプションパターンA

本田がボランチ、LSH付近に下りてきて細貝が入れ替わりでスペースに縦ラン掛ける、酒井もラン掛けて本田とワンツーかスルーパス/クロスを出すのが仕事・・・なんだけど・・・。

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実際はこのように本田のカットインが多めでした、理由は酒井高のパス精度、ポジショニング、ラン掛けるのが遅い等です、また細貝は高い位置でボール貰っても戸惑ってる事が多くて辛そうでした、元からそういったプレイヤーじゃないけど、それにしてもチャンスになるパスを全く出せないのは、足枷になっていると思います。

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で後半のスタメンは武藤、岡崎をつかった縦の裏抜けを重視したメンバーに交代したんですけど、これが嵌りました。

何故はまったかというとこの試合に限っていえばシンプルな話で、SBのクロス精度(特に酒井高)が悪くて、本田や岡崎がクロッサーになったほうが良かったんですよね。

 

総括

今回の日本代表のアギーレジャパン、システム的な得点形は示せていたし、失点は個人でのミスが大きいので、その辺りは心配してません。むしろ伸び代的な面を考えると、今回のシステムは前後半ともに個人的には凄く好みですので、追求していって欲しいですね。

日本代表(というかJリーグの守備陣)の守備が酷いのは今に始まった事でもありませんので、吉田の相方になれる世界レベルのFW相手にしても戦えるCBが出てきて欲しいですね。

 

個々の選手の問題点

酒井高

次回は呼ばれないんじゃないかな?、余りにもプレーが酷かった。クロス精度、ポジショニング、ラン、パスでシステム的に齟齬を生み出す判断が多すぎたので、今後のアギーレ・ジャパンでメンバー入りするのは厳しいかも?

長友

ポジショニング、クロスが悪かった。そしてクラブでもポジショニングの悪さは指摘されているが修正されていないので、これはもう対人守備要員としてサブになるかもしれませんね、組み立ても悪かったし。

水本

トラップやポジション、タックル、足だしのタイミングが代表レベルじゃないので、今後は呼ばれないんじゃないかな?、フィード精度も微妙だった

細貝

厳しいけど、なれない高めのポジションの割りにフリーランサボってないし、掛けるタイミングも悪くなかったので、組み立て時の動きが改善されるならレギュラーもありえるかも?。

本田

もうちょっと大迫つかった方が良かったですね、ポストとして使えば良いです、フリーキックは直接ねらいすぎ。

大迫

もっとシュート打っていい、ポスト優先しすぎかな。単独で前向く力あるんだから、DFを一人だけ背負ってる状態なら勝負して良かったと思う。

柿谷

決定力を更に磨こう、あれは決めないと。幾つかのチャレンジは良かった。

時計回りのターンももうちょっと上手くなってチャレンジしていこう。フィジカルも向上してきてるかな?

柴崎

難しい要求になるけど、守備ももう少しディレイできる様にならないと駄目です。腰の落し方が甘すぎる。

吉田

カバーリング、組み立ては良かった、サイドチェンジ精度をもう少し挙げて欲しい。

森重

非常に良かったけど、少し急いで縦パスだしすぎかな。緩急つけるのもアンカーの仕事のひとつだから、味方が降りてきたりデコイランでスペース空くまでは、ゆったり回してもいいと思う。

川島

今までお疲れ様でした&結婚おめでとう。